在宅医療は医師や看護師だけではなく、薬剤師、栄養士、リハビリの専門職者、介護支援専門員(ケアマネージャー)、介護職員(ヘルパー等)といった多くの職種と連携を取りながら患者様の生活を支えていきます。そのため近年では多職種連携を円滑に行うためにICTの活用が推進されています。

ICTとは、銀行のATM🏧やネットショッピングなど、私たちが日常的に行っている電子機器を用いてやり取りを行うことの総称であり、スマートフォン📱やタブレット端末の機器類を使ったコミュニケーション(SNSやメール)もICT活用の一つです。

一昔前まではカルテは紙カルテであり、書類のやり取りは郵送や手渡し、情報の共有は電話やFAXが主流でした。しかし、現在では電子カルテの導入が普及したことで医療のICT化が進んでいます。

 

当院では電子カルテはもちろんのこと、医療用のSNSアプリケーションを使用し、多職種間での情報共有を行っています。訪問時の報告がすぐにできるだけではなく、状態を考慮した上で注意してほしいことや処置方法、専門職に相談したいことなどを画像や動画なども交えて必要な情報を共有し相談できる場としても活用しています。

職種が違えば見る視点やアプローチ方法なども異なるため、当院は多職種がお互いの視点や考え方を尊重、理解しつつ患者さんの希望にそった医療を提供するための連携強化を目指しています。

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