院長あいさつ

院長あいさつ

在宅医療は“支える医療”

在宅医療は“支える医療” 喜び・苦しみを分かち合える存在でありたい

在宅医療は“支える医療”だと考えています。 勤務医時代には、さまざまな出会いの中で、自分のことを頼ってくださり病院で最期まで過ごされる方や、中には自宅で最期を迎えたいと言われる方もいらっしゃいました。 さまざまな想いに触れるたびに「本当に支える医療とは何か?」ということを考えてきました。

「住み慣れた家で、過ごしたい」それは自然な気持ちです。「家は好きだけど、体調が悪い時は少し不安かな」それ も当然な気持ちです。そういった気持ちやご家族の思いを聞きながら「その人らしさ」「生き方」を共に歩んでいけたらと思い、在宅医療専門のクリニックを開院しました。

在宅医療は、幅広い分野を総合的に見る医療だと考えています。必要な医療を適切な形で提供するだけでなく、患者さんやそのご家族の方とじっくりと関わって、つくり上げていく信頼関係、そして一緒に関わる多職種の方との関係も大切にしていきたいと思います。

長い人生では、ほんの短い出会いであり、おこがましくも人生観を左右させるようなことを言うことはできません。ただ信頼しあって、喜び・苦しみを少しでも分かち合える存在でありたいと願います。
これまでの経験を活かしながら、より一層、姫路市を中心とした在宅医療の発展を仲間と共に築いていきます。今後と も宜しくお願い申し上げます。

院長 松本 卓也

略歴

平成14年 福井大学医学部卒業
平成24年 医学博士取得
(京都大学 消化管外科)
  • 病院勤務遍歴

    • 倉敷中央病院
    • 国立がん研究センター中央病院
    • 姫路医療センター
  • 所属学会

    • 日本外科学会(専門医)
    • 日本消化器外科学会(指導医、消化器がん外科治療認定医)
    • 日本在宅医療連合学会
    • 認知症治療研究会

診察への想い

ご本人とご家族が安心して毎日を過ごせるように

一人ひとりの人生の歩みも異なれば、それぞれ抱えている病気や障害も異なります。 これからの人生をどこで、どのように暮らしていくことが本人の望むことなのか、そこに寄り添った医療を提供したいと思い ます。病気のことは本人もご家族もわからないことばかりです。私たちは医療従事者として、この先予想される出来事 や、病状が変化した時にどのような選択ができるかを一人ひとりの想いを汲み取り一緒に考えていきます。 決して押し付けるような医療はしない、そう決めています。

また、本人がご家族や周りの人にはなかなか伝えづらい希望・要望を伝えるつなぎ手として、各関係者との連携をする ことも、私たちの仕事だと考えています。少しでもご希望に沿った生活が送れるように、安心して毎日を過ごせるように 一つひとつの出逢いとつながりを大切にしながら、支えていきたいと思っています。

ご本人とご家族が安心して毎日を過ごせるように