A. 可能ですが、在宅で行うメリット・デメリットを了承いただいた上で、施行することとなります。血液疾患に対する定期的な在宅輸血が適応となることが多いですが、悪性疾患に対する緩和的な輸血も相対的な適応となります。
事前採血による血液型等のチェック、血液センターからの血液製剤の取り寄せ、輸血前採血、検査会社でのクロスマッチ、という流れが完了した後、輸血を開始します。通常の点滴と異なり、輸血中の観察が必要であり、訪問診療の同行看護師や訪問看護師と協力して行うことが多いです。また、もし副作用が生じた場合、対応可能な協力病院の確保も必要となってきます。
基本的に在宅では、病院で輸血を行ったことがある方に限定して行うことが原則となっています。